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ガルバ原料事典 【セラミド】 ③

2016.6.17 ガルバ原料事典

 

 

 

ガルバ原料事典  【セラミド】 ③

 

 

 

 

今回はセラミドの役割について。

 

 

 

 

 

まずは先回までの復習。

 

 

セラミドは肌や髪の中にある。

しかもCMCに存在しています。

CMCは水と油の通り路になっている。

CMCが少なくなれば水も油も通らなくなるので、

カサカサの肌になったり、パサパサの髪になったりする。

 

 

そして、CMCの中では規則正しく並んでいる。

ラメラ構造でしたよね。

 

 

このラメラ構造を如何に安定的にさせるかで、

質が決まると言いました。

そのワケは、結合水です。

 

 

復習はざっとこんなところです。

忘れちゃった方は、こちらをお読みください。

 

 

ガルバ原料事典 【セラミド】 ①

 

ガルバ原料事典 【セラミド】 ②

 

 

 

 

 

 

 

 

で、セラミドの役割は?

 

 

一つ目は、接着剤・クッション剤。

二つ目は、水分保持機能、いわゆる保湿です。

三つ目は、バリア機能です。

 

 

接着剤・クッション剤としての役割も、保湿の役割も、バリア機能も、

すべてはラメラ構造と、水が関係している。

 

良いセラミドは水を多く抱えて、しかも長く持っていられる。

そのためには、安定的なラメラ構造を、ながーく保つことがポイント。

 

 

逆に言えば、ラメラ構造を安定的に維持できるセラミドは、

接着剤・クッション剤としても、

保湿機能も、

バリア機能も優れている。

 

ということです。

 

 

 

 

では、どういうセラミドが水を多く抱え込めるのか?

どういうセラミドが安定的なラメラ構造をとることができるのか?

 

 

その答えは、二つあります。

 

1.親水部にヒドロキシル基(OH基)を多く持っていること。

2.脂肪酸が長い。 = 長鎖の脂肪酸

 

 

これなんですね。

 

セラミド6(AP)OHと側鎖の解説

(画像をクリックすると拡大します!)

 

 

 

世界中で研究されているセラミドですが、

そのことに関して論文が出ています。

 

それを引用して要約すると、

 

「セラミド6Ⅱ(セラミドAP)は4つのヒドロキシル基を有し、

強い水素結合の形成により極めて安定な膜を構築する。

これをスーパーステイブルメンブランと呼ぶ。」

(Schroter A, et al., Biophys J,2009)

 

といった内容。

 

つまり、

セラミドAPの分子中にヒドロキシル基(OH基)が4つある。

そのため、(水分子やセラミド間の)水素結合が強く形成する。

それ故、それらが作るラメラ構造が非常に安定である。

これを、スーパーステイブルメンブレン(直訳すると、超安定膜)と呼ぶ。

 

ということ。

それを実験的に証明しているんです。

 

下の図はセラミドAPです。

確かに、OH基が4つある。

 

セラミド6(AP)

 

 

 

 

 

 

また、ほかの研究者は、脂肪酸の長さが異なるものを比較して、

その水分保持機能がどれだけ異なるのかを調べています。

 

「脂肪酸が長くなればなるほど水分保持能力が高くなる。」

(Imokawa G, et al., J.Soc.Cosmet.Chem, 1989)

 

 

さらに、長鎖脂肪酸を持つセラミドの割合によって、

肌のバリア機能がどうなるのかを研究した人もいます。

そのひとの報告によれば、

 

「長鎖脂肪酸をたくさん持てば持つほどバリア機能がアップするということができる。」

(Joo K, et al., J.Dermatol Sci,2010)

 

というのです。

 

 

 

すごいですね。

そういうことが世界中で研究されて、

セラミドの実態がどんどんわかってくるようになりました。

今あげたのはほんの一例で、もっともっとたくさんの、

そして、もっともっと細かい研究報告がされています。

 

これを読むのは一苦労ですし、

ご紹介なんてとてもできる数ではありません。

それでも、関係しそうなところをかいつまんで調べるだけでも、

セラミドの良さがわかってくるので面白いです。

 

 

 

 

それで、これらを総合すると、次のことが言えると思います。

 

 

 

どういうセラミドが水を多く抱え込めるのか?

どういうセラミドが安定的なラメラ構造をとることができるのか?

 

 

というと、

 

1.親水部にヒドロキシル基(OH基)を多く持っていること。

2.脂肪酸が長い。 = 長鎖の脂肪酸

 

 

こういうセラミドが、より水を多く抱え込むことができ、

より安定なラメラ構造をとることができる。

 

さらに言えば、

こういうセラミドを含んだCMCはより安定していて流出も少なく、

かつ、水分や油分を保持している能力が高いので

保湿力、バリア機能が高い。

 

 

 

 

さて。

ここまで話をすれば、セラミドの役割ってわかりますよね?

おさらいです。

 

 

一つ目は、接着剤・クッション剤。

二つ目は、水分保持機能、いわゆる保湿です。

三つ目は、バリア機能です。

 

 

保湿、CMCの安定化、

ひいては、肌や髪のターンオーバー正常化のキーマン。

 

 

 

 

物理的、化学的、熱などによってダメージした肌、髪からは

CMCが流出します。

つまりは、セラミドが無くなってしまう。

 

(コレステロールなども一緒に流出すると思われますが、ここではセラミドにフォーカスしているのでその話だけ)

 

 

ですので、

ダメージした肌や髪にはしっかりと

CMCを補給 

してあげましょう。

しっかりと補修しましょう。

ということなんですね。

 

 

さらには、

水分をよく抱え込んで、

より安定したラメラ構造を

長く保つことができるセラミドを配合した

CMCを補給しましょう

ということになります。

 

 

 

 

 

セラミドは本当に、人間にとって大事な成分の一つです。

そして、奥が深い成分でもあります。

3回にわたってご紹介してきましたセラミド。

今回でいったん終わりにしたいと思います。

 

 

また新しい情報が入ったらご紹介しますね。

長文、乱文で失礼しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒドロキシル基をたくさん持っているセラミドは、

セラミドAPやセラミドNP。

 

天然ヒト型セラミドには、

セラミドAPが約73%、

セラミドNPが約13%含まれており、

かつ、長鎖脂肪酸を多く含んでいます。

 

セラミド3(NP)

セラミド6(AP)

 

 

そんな天然ヒト型セラミドを配合した、

高機能アウトバストリートメントがあります。

 

 

 

それは、

ガルバミスト、

ガルバエマルジョン!

GAL_ミスト-エマルジョン150

 

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